オリンパス・ペン E-P1の「先行展示」+「タッチ&トライセミナー」が始まった。東京は6/17から大阪は6/18から、発売前日までの間にそれぞれ5回開催される予定だ。さっそく大阪での初日のセミナーに参加した。参加者は40名程度だった。
さて、実機に触れての感想は?。
まず、ボディの質感が大変よかったことが印象に残る。オールメタルボディ。表面と裏面はステンレス。軍艦部と底面はアルミ。
手に持つと、ひんやりとした金属ボディの感触が伝わる。コンパクトなサイズの割には、中身が詰まった適度な重さを感じる。久しぶりにカメラとしての充実感を味わった。
上から見て、軍艦部のエッジ処理が、ペンFシリーズを彷彿とさせる。こだわりの産物だ。手に持って後方上部から見下ろしたボディデザインがいい。カタログにもこの視点からの写真が出ている。ボディの上下にアルミ、前後にはステンレス。難しい曲面構成をもつトップカバーの形状はプレス加工によるもの。そのためにアルミを採用したようだ。
さて、オートフォーカスのレスポンスは?
E-30やE-620のライブビュー時のAF(コントラストAF方式)に比べると、ずいぶん速くなっている。2倍速ぐらいか。これなら、日常のスナップとして十分実用レベルだ。だが、パナのG1と比べると、やはりG1の方が依然リードしている。G1は爆速といわれる高速スピードだから、そのレベルに達するには、もう少し時間が必要なのかも知れない。ファームウエアのバージョンアップで是非追い込んでほしい。ただ、合焦のフィーリングは決して悪くはない。気持ちのいい合い方ではある。
光学ビューファインダーVF-1は?
覗いた瞬間、安心した。これならいい。他社製ビューファインダーと比べても決してひけを取らないレベルの見え方だ。次期モデルはおそらくEVFが搭載されるだろうが、ビューファインダーならではのクリアーで気持ちのいい見え方は、EVFでは不可能だ。
やはり、今度のE-P1はビューファインダーを付けたときが一番いい。
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