撮影Data:RICOH GXR + S10 24-72mm F2.5-4.4VC
50mm (10.5mm) 1/440 F4.9 ISO200
GXRを使い始めて2週間余り経過した。もちろんS10カメラユニットしか持っていないので、固定したまま使っている。今のところ50mmレンズについてはさほど必要だとは思っていない。使っていて次第にわかってきたことは、画質のよさだ。
「フィルムカメラの写りに非常に近い」というのが現在の印象。特にモノクロがいい。GXRのモノクロは非常に自然な仕上がりでフィルムライクだ。シャープだけどギスギスした写りでなく、適度な潤いのある柔らかさも十分感じられる。もちろんカラーもいい。諧調豊かな印象だ。色表現は、多メーカに比べると、どちらかといえば地味で控えめ。だから自然な写り。
結局いい写りを求めるなら、優れたレンズと、ノイズが少なくダイナミックレンジの広い素性のよい撮像素子との組み合わせが必要。その後の画像処理は、素顔を生かした仕上げで、厚化粧しない。GXRの写りは、まさにそのような組み合わせの結果生まれたのだろう。このあたりがGXRの最も評価すべき点だと思う。
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