スクラップル・フロム・ジ・アップル(Scrapple From The Apple)。チャーリー・パーカーの名曲。曲名を知らなくても、聴けば、ああこの曲かとすぐにわかるほど、みんなが知っている有名な曲。
Jimmy Smith(ジミー・スミス)が1995年に吹き込んだVerveへの復帰作、damn!というアルバムに、この曲が収録されている。メンバーが凄い。Roy Hargrove(tp)、Nicholas Payton(tp)、Ron Blake(ts)、Mark Turner(ts)、Mark Whitfield(g)、Christian McBride(b)、Arthur Taylor(ds)。Jimmy SmithとArthur Taylor以外は、全員1960年代後半から70年代に生まれた若い世代。ちなみにJimmy Smithは1928年でArthur Taylorは1929年生まれ。
このアルバムの興味深いところは、ビバップからハードバップ期にかけての往年の名曲を集めて、さながらモダンジャズ・ギャラリーといったジャムセッションが繰り広げられているところにある。しかも、若い世代のトップミュージシャンが勢揃いしており、ジャズギターファンならMark Whitfieldが参加していることに注目するだろうし、何よりRoy HargroveとNicholas Paytonという2人のトランペッターが共演していることが見逃せない。
曲目は、Dizzyの往年のビバップの名曲Woody 'N' Youや、Horace Silverのヒット曲Sister Sadie、それにHeabie HanockのWatermelon Manも入っている。
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