Hallmarks: The Best of Jim Hall
Django:「今回はスタンダードジャズの中でも、誰もが知っている曲、枯葉(Autumn Leaves)。ご存知のようにもともとJoseph Kosma作曲のシャンソンで、1947年に誕生。ジャズの世界では女性ヴォーカリストのジョー・スタッフォード(Jo Stafford)が最初にレコーディングしたといわれる。その後、1958年にBlue Noteレーベルより発売されたキャノンボール・アダレイ名義のSomethin' Elseにマイルスが吹き込み大ヒットした。」
Murphy:「Somethin' Elseはジャズの超入門アルバムだね。ところで今回はだれの演奏を選んだの? 枯葉は有名だからそれこそ無数にアルバムがあるからね。」
D:「ジャケット写真でおわかりのように、今回はジム・ホール(Jim Hall)の演奏を選んだ。実は、このアルバムは、コンコード・レーベルから2006年10月に発売されたジムホールの2枚組ベスト盤で、アルバムタイトルは、Hallmarks: The Best of Jim Hall。コンコードに吹き込んだものだから、1980年代以降の比較的新しい録音。ジム・ホールの演奏に、より豊かな独自の個性が輝きだした頃からのものだといえる。
これまでベスト盤はどちらかといえばあまり採り上げなかったのだけれど、このアルバムは例外で、コンピレーションの内容もよく、しかもジャケット写真が魅力で印象に残った。全20曲収録されており、ジム・ホールのコンテンポラリーでクリエイティブな側面を知るには最適なアルバムだね。」
コメント