撮影Data:RICOH GXR + S10 24-72mm F2.5-4.4VC
50mm (10.5mm) 1/111 F4.9 ISO100
GXRはカメラユニット交換システム。2つのカメラユニットが発売されたが、ズームレンズ付は、S10 24-72mm F2.5-4.4VC。このユニットには、例の優秀なCCDが搭載された。その撮像素子とは?
ソニー製の1000万画素1/1.7型CCD(総画素数1040万画素)。ICX685CQZと呼ばれるこのCCDは、リコーの名機GR Digital Ⅲに搭載されているものと同じ。コンパクトデジタルカメラ用の撮像素子としては、業界最高クラスといわれている。CANONのG11、S90もこれと同じセンサーが使われている。まあ、大雑把にいえば、写りの良いコンパクトデジカメを選ぶなら、そのCCD搭載のものを選べばほぼ間違いないといえる。
この高感度、低ノイズのセンサーと、GX200で定評あるズームレンズを組み合わせ、さらに画像処理エンジンをバージョンアップしてきた(GX200はスムースイメージングエンジンIII、GXRはスムースイメージングエンジンⅣ)のだから、同じレンズだといってもGXRの写りは、GX200を上回るのは当然だ。ダイナミックレンジが拡大し、諧調表現が豊かになり、高感度に強くノイズが減ったことは十分評価できる。
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